そもそも歯周病とは

テレビのCMからも聞こえてくる”歯周病”という言葉。今では聞き慣れた単語の一つではないでしょうか。年齢を重ねていくと、身体のあちらこちらで不調を感じるようになりますが、口の中の悩みというのも深刻なものです。
その口の悩みの中の一つ、歯周病に悩まされている方も多いです。中には、歯周病にはなっていないけれど、ならないように…と、歯周病予防に効果のある歯磨き粉を使用してみたり、何となく予防をしているという方もいらっしゃいます。
ですが、そもそもの原因というのをしっかりと認識していらっしゃるでしょうか?
予防するには、まずは原因を知ってから、効果的な方法を選択していく事が望ましいものです。
ですので、今回は軽く見てはいけない、歯周病予防の原因について解説していきたいと思います。
まずは、そもそもの歯周病とはどのような病気なのか。そこから掘り下げていきましょう。
●歯周病●
歯周病とは、プラークと呼ばれる歯垢に潜んでいる歯周病菌が原因です。この細菌によって、歯茎であったり、顎の骨等に存在している歯周組織が炎症を起こす事によって、歯周病が起こります。
歯周病の怖い所は、自覚症状がほとんどないという事。なので、歯周病がどんどんと悪い方へと進行していたとしても、それに気付く事は少なく、「あれ?」と思った時には、重症化しているというケースが多いのです。
こうした経緯から『沈黙の病気』別名、サイレント・ディジーズとも呼ばれています。

 

 

歯周病というと、歯茎から血が出てくるというイメージをお持ちの方が多いかと思いますが、実は軽く見ていると痛い目を見る、恐ろしい病気だという事を認識しておく必要があります。
もちろん、出血というのも歯周病の症状です。
歯周病の初期段階の症状が、歯茎の腫れであったり出血です。ですが、この状態が改善せずに悪化へと進行していくと、歯そのものを支えている顎の骨が徐々に痩せていきます。
痩せていく事で、歯を支えられずグラグラとしていきます。
グラグラとしていった歯はどうなるのか。想像がつくかと思いますが、最終的に歯が抜け落ちていってしまう?。これが歯周病なのです。
歯が抜けてしまうような段階まで悪化してしまうとと、様々な生活の中で支障をきたしていく事になります。直接的な事態はもちろんですが、間接的に関わってくるような症状もあります。”まだまだ軽い段階の歯周病だから大丈夫”と考えるのではなく、深刻にならにようにケアをしていく事が大切だという事を覚えておきましょう。
≪歯周病によって身体に及ぼす影響≫
ではどのような影響を及ぼすのでしょうか。
まず、人間の身体の中には血液が存在し、それが全身隅々まで流れています。
ですので、歯周病菌は口の中だけではなく、この血液に乗っかってけるという事です。その結果、様々な臓器へと運ばれて行ってしまう事になります。
歯周病が悪化して進行してしまうと、次のページで紹介するような病気に罹る可能性が高くなりますので、十分注意しましょう。

 

 

 

【歯周病によって及ぼす疾患】
・糖尿病:歯周病が進行する事により、3~4.2倍のリスクが高まります。
・脳血管疾患:脳梗塞のリスクが2.8倍になります。
・骨粗しょう症
・心臓疾患:狭心症や心筋梗塞といった病気のリスクが1.9倍になります。
・腎炎
・関節炎
・誤嚥性肺炎:1.74~4.5倍のリスクが高まります。
・ピロリ菌感染胃疾患
・妊娠トラブル:早産のリスクが2.27倍。低体重児出産のリスクは2.83倍になります。
糖尿病の悪化であったり、動脈硬化を誘発して心筋梗塞や脳梗塞といった、心臓や脳に対しても、リスクの危険性を高めてしまうという事が、近年の研究で解ってきました。
そして、女性の方には更に、妊娠中に起こるリスクがあります。それが、低体重児の出産であったり、早産というリスク。
自分だけではなく、血液を介して育っていく胎児に対しても、この歯周病菌は影響を及ぼしていきます。
早期改善・予防がとても大事な事が、これらの事でお解り頂けたかと思います。
≪歯を失ってしまう原因の1位≫
そして、もう一つ忘れてはいけないのが、日本人が歯を失ってしまう原因の第1位が、この歯周病からというもの。
平成17年の8020推進財団調査によれば、日本人30歳以上の人が歯を失ってしまう原因の何と8割もの割合で、歯周病、もしくはその予備軍が原因という調査結果が出ています。

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