外科治療について

重度の歯周病治療の場合には、外科治療が行われることもあります。
歯がぐらつくような重度の歯周病では、歯周ポケットは広くて深くなっています。
そのため奥深い部分にまで歯石がこびりついてしまっている状態です。

 

歯周病治療の外科手術にはいくつか方法があります。
代表的なものに「フラップ手術」といって、歯茎を切開して歯周ポケットの深い部分まで入り込んでしまったプラーク、歯石などを取り去る方法があります。
フラップ手術のメリットは、歯周ポケットの深い部分までしっかりときれいにすることができるので、口内環境をきれいな状態へとリセットできることにあります。
デメリットは、歯茎を切開するわけですから、手術後にはある程度の痛みが残ることです。
さらに治療前より歯茎の位置が下がってしまうことです。
フラップ手術をすることで歯茎を始め口内環境は改善されて歯茎も引き締まりますが、手術の際に侵襲するため歯茎は下がります。
歯科医院によっては、できる限り痛みのない治療をするために、フラップ手術をしないというところもあります。

 

フラップ手術は歯周ポケットが4mm以上深い場合に行われます。
局所麻酔をしてから歯茎を切開します。
次に歯周ポケットの中の歯根が見えるように開き、プラーク、歯石など歯周ポケットに残ったものを取り除きます。
このとき歯槽骨を整形することもあります。
歯茎を縫って1週間後に抜糸することになります。
治療を行う歯の本数にもよるのですが、基本的に手術時間は1時間から2時間となっています。

 

フラップ手術をすることで、直接目で確認して歯周ポケットの中をきれいにすることができます。
歯周病の進行も食い止められますがそれは一時的なことです。
すでに破壊されてしまった歯周組織は元には戻せません。

 

フラップ手術にかかる費用は、1箇所3,000円くらいからと言われています。
これは保険適用して3割負担の場合の料金です。
自由診療で全額自己負担の場合には、1箇所10万円~15万円くらいかかります。

 

痛みも伴いますし、費用もかかります。
歯医者さんによっては行わない人もいます。
フラップ手術を行うかどうかは、担当の歯医者さんとよく話し合い、メリット、デメリットをよく理解した上で決めるようにしましょう。