再生手術

歯周病は骨を溶かしてしまう怖い病気です。
歯周病治療には、溶けてしまった骨や歯を再生する方法もあります。
重度の歯周病治療のところでも紹介しましたが、さらに詳しく紹介したいと思います。
1つ注意していただきたいのは、骨の再生は個人差がかなりあるということです。
ぐらつく歯をしっかりと静止する状態へ回復させることが絶対にできるという保証はありません。
骨の溶け具合によっても再生のしやすさは変わってきます。
骨があごに対し垂直に溶けた場合には骨の再生はしやすいのですが、水平に溶けてしまった場合は再生はしにくいそうです。

 

<エムドゲイン法>
赤ちゃんの歯が生えてくるという原理を利用した再生療法。
歯周病によって溶けてしまった骨を再生することができる薬を溶けた骨部分へ入れて再生させます。
骨があごに対し垂直に溶けた場合で、骨の壁が周りに残っていれば行うことができる方法です。
エムドゲインは、骨の再生スピードがとても速いたんぱく質でできています。
歯周病治療の外科手術によって歯茎の中をきれいにしてから、エムドゲインのジェルを塗って菌が生えたときと同じ状態にします。
約1ヶ月は、歯茎へ刺激を与えないでください。
GTRよりも簡単な方法で、しかも効果もあるため有効な方法だと言われていますが、保険外治療となってしまうのがネックで、費用が高額なのがデメリットです。
エムドゲイン法にかかる費用は、5万円~15万円くらいと言われています。
エムドゲイン方では、100%すべて再生することはできません。
50%から90%くらいの骨が再生できるそうです。
外科手術で開いて中をきれいにしてから行うため歯茎は下がってしまいますが、歯周ポケットは浅くなるため悪いことばかりではありません。
エムドゲイン法は、糖尿病、骨粗しょう症の人は行うことができません。

 

<GTR法>
歯周病治療の外科手術によって歯茎の中をきれいにしてから、メンブレンと呼ばれる保護膜を使って歯周組織の保護を行い組織の再生を促す方法です。
歯周組織を再生するためには半年から一年くらいかかるそうです。
歯が再生できたらその後、保護膜を取るために再手術をしなければいけません。
こちらは保険内診療となりますので、費用はエムドゲイン法より安くなります。
3割負担の場合で、1万5千円くらいとなっています。
しかしながら膜が治療の際に感染しやすいというデメリットがあり、近年はエムドゲイン法の方が主流のようです。